少年鑑別所での全裸身体検査
15歳の時、ちょっとした暴力沙汰を起こして逮捕され、少年鑑別所送りになったことがある。
鑑別所に入所する時に所持品検査と身体検査が行われるのだが、その内容はまだ少年だった俺にとって耐え難い屈辱であった。
身体検査が始まるなり、まず着ている物を全てカゴの中に入れるように指示される。
この時、パンツも脱ぐように言われるため、一糸まとわぬ全裸の状態になる。
手で前を隠そうとすると、何か隠し持ってるのか?と言われるので、羞恥と屈辱に耐え、下半身にぶら下がったモノをさらけ出すしかなかった。
その後、指示に従って色々なポーズを取らされ体の傷の有無をくまなくチェックされた。
もちろん性器や肛門もである。
陰茎を正面から観察された後、金玉を持ち上げるように言われ、裏側も念入りにチェックされた。
この時点で、なんで俺がここまでの仕打ちを受けないといけないのかという気持ちで、心が折れそうになっていた。
しかし本当に辛かったのは、この後である。
陰茎のチェックで心が折れかかっている俺に、今度は後ろを向いて足を肩幅くらいに開く姿勢になるように指示が出る。
そのままお尻を突き出すように言われ、これでもかと言うくらいお尻の肉を左右に引っ張って肛門を開かされ、しっかりとチェックされてしまった。
肛門なんて、それまでの人生で誰にも見せた事なんて無かったため、恥ずかしいとか情けないとかでは例えられないような、屈辱に打ちのめされた気分だった。